図書館情報学を学ぶ

はてなダイアリーで公開していたブログ「図書館情報学を学ぶ」のはてなブログ移行版です。

2008-01-01から1年間の記事一覧

科学の規範には2つの次元がある?

情報推薦アルゴリズムの効果をどう評価するのか - 図書館情報学を学ぶ 情報科学は主観評価の積み重ね - 図書館情報学を学ぶ 情報推薦および情報科学の評価のあり方について様々なご意見を頂きましたが、どうも自分の疑問が曖昧であったためか、話題の次元が…

情報科学は主観評価の積み重ね

先日、「情報推薦アルゴリズムの効果をどう評価するのか」という記事を書きましたが、各所から様々なフィードバックを頂きました。私の理解力が不十分なため、指摘を完全にまとめることはできないのですが、強く印象に残ったことについて書いてみようかと思…

Lang-8で英語のアウトプットを磨きたい

皆さんからの紹介のおかげで、着々と海外ブログの購読件数が増えているこのごろです。最近ではウェブからのインプット情報の1-2割が英語になっているような気がします。 インプットが増えると、アウトプットも増やしていきたい。そのようにTwitter上で呟いて…

情報推薦アルゴリズムの効果をどう評価するのか

以前このブログでも紹介した『集合知プログラミング』を読みつつ、細々とデータマイニングの勉強を続けているこの頃です。それに関連して情報推薦についての研究動向についても調べていたりしているのですが、そうしていくうちに疑問に感じることがありまし…

海外ブログ続報

先日学術系ブロガーの皆さんに、どんな海外ブログを読んでいるか尋ねましたが、数名の方からフィードバックが来ましたので報告します。

小田原市立図書館のアニメ脚本コレクションの意義

公立図書館はときに貴重資料を所蔵していることがあるのですが、珍しいことにアニメの脚本資料のコレクションを所蔵する公立図書館が現れたそうですね。

学術系ブロガーが巡回している海外ブログを知りたい

最近、海外のブログをもっと読んでみたいと思うようになり、目に付いた海外ブログを購読し始めています。そこで気になるのが、図書館系または学術系のブロガーの皆さんはどんな海外ブログを読んでいるのでしょうか?

ライブラリー・アカデミー受講生ブログのOPMLを作りました

2008-12-17(Wed): ライブラリー・アカデミー2回目講義 - ACADEMIC RESOURCE GUIDE (ARG) - ブログ版 ACADEMIC RESOURCE GUIDEの岡本真さん(id:arg)が開講されている「ライブラリー・アカデミー」の受講生の皆様が開設したブログが紹介されています。 図書館…

ウェブサイエンスの抱える「再現性」の問題

ここしばらく利用履歴について記事を書いてきましたが、それに関連して「ウェブサイエンスにおける再現性の問題」について少し語ってみたいと思います。

図書館システムの未来を創る一滴の雫 ―― パターン氏による図書館利用データ公開の本当の理由

つい先日、図書館の利用統計データを外部に提供するというアイデアについて考察しましたが、なんとそれを実現した大学図書館が現れました。

利用履歴を活用した図書館と出版社のコラボレーションを考える

Pebble in the sky of rajendra - 図書館は出版業界に貢献できるのか 以前Twitterで盛り上がった図書館の話題をブログ記事として書いてみようと思います。

プログラマーに最適なデータマイニングの教科書 『集合知プログラミング』

集合知プログラミング作者: Toby Segaran,當山仁健,鴨澤眞夫出版社/メーカー: オライリージャパン発売日: 2008/07/25メディア: 大型本購入: 91人 クリック: 2,220回この商品を含むブログ (277件) を見る当初はサンプルコードがPythonということで購入した本…

教育系のイベントに参加しました

ここ最近のid:kunimiyaの行動など。先週から今週にかけて参加した教育系イベントについて軽くレポート。

Academic Resource Guideに LisBloggerの紹介記事を寄稿しました

図書館系ブログポータルWiki「LisBlogger」について2点ほど報告することがあります。LisBloggerをご存じない方は、こちらをご参照ください。

肩の力を抜こう

「自分は孤独だ!」と言ってみたり、Wikiサイトを立ち上げてみたりして、気軽にブログを書きづらい状況を作ってしまったような気がします。 肩の力を抜いて、とりあえず更新を再開しよう。そう思った朝でした。

図書館系ブログポータルWiki、「LisBlogger」を開設しました

報告が遅れてしまいました。以下つらつらと書いていきます。

ブログを続けて感じてきたのは、孤独だった

「図書館情報学を学ぶ」を立ち上げて、早二年が経過した。ブログを通じて、様々な人と知り合って図書館についての議論を交わすことができた。オフ会にも参加した。最近では、200usersを超えるはてブが付けられるという事件にも遭遇して、自分としてはブロガ…

ノートを振り返る

気まぐれに昔のノートを読み返してみる。2006年から2007年頃に記録したもので、本の抜き書きやWebインターフェースのアイデアを絵入りで書いている。驚いたのは、最近本を読んで面白いと思ったことと同じ内容が既に書評としてメモしていたこと。別の本で読ん…

マイクロフィルムは誰に使われているのか

図書館と一般人が新聞社の脅威になった日 - 図書館情報学を学ぶ 上の記事で「マイクロフィルムを知っている人はほとんどいない」という種の発言をしたところ、コメントやトラックバック等で多くの方に「誰でも知っている」「卒業研究で誰もが使う」というツ…

新聞社にとって、アーカイブの公開とは「炎上リスクの回避」である

http://2channel2.blog32.fc2.com/blog-entry-286.html 図書館と一般人が新聞社の脅威になった日 - 図書館情報学を学ぶ 引き続き「毎日新聞謝罪の虚偽発覚問題」について触れてみたいと思います。 先日の記事では、今回の問題を取り上げて以下のように主張し…

ブログのタイプ

勉強方法を勉強して分かった僕に足りなかった3つのこと - higepon blog id:higepon氏がいかに自分の学習プロセスをきちんと記録しているかが分かる記事。 ブログは大きく分けて「主張系」と「日誌系」の2つに分かれます。前者は論文や雑誌記事と同様に、自…

抽象概念は本当に「抽象」を経るのか

抽象概念と数学学習 - Radium Software 抽象とは具体的な物事から一般的な法則やあり方を引き出すことを言う。だから抽象概念とは具体的な物事から導き出されるものというのが一般的な認識だと思う。 しかし、自分たちの頭にある抽象概念は、本当に「抽象さ…

具象化と問題の展開

抽象概念は本当に「抽象」を経るのか - 図書館情報学を学ぶ 反対に具象化について考えてみる。 y=ax という一次方程式を抽象概念の例としてみる。これを具象化する=グラフを書こうとした場合、 y=3x y=3*1=3 y=3*2=6 y=3*3=9 … というように変数に値を入れ…

図書館と一般人が新聞社の脅威になった日

http://2channel2.blog32.fc2.com/blog-entry-286.html 猥褻記事問題に関する毎日新聞の謝罪に虚偽があったという話。毎日新聞側では「9年前のウェブ版スタートから猥褻記事の問題が発生していた」と内部調査結果で述べていたが、今回11年前にも猥褻記事が載…

AC入試では何が評価されるか

本日、筑波大学知識情報・図書館学類の説明会がありました。id:min2-flyさんやid:milkyaなどが在学生としてスピーチをしていて、面白い説明会になったのでは、と思います。id:min2-flyさんが話した内容は以下のご自身のブログ上に記載されているので、ぜひ読…

DjangoでModelを変更したときに注意すること

Djangoネタ再び。Djangoチュートリアルを進めている人向けの記事です。やたら分かりにくい文章になってしまいました・・・・・・もっと技術的な話をするスキルを身につけないと。 下の記事に間違いなどあれば是非コメントください。 1 例えば、Django上でlibという…

Python+Djangoを学び始めました

卒業研究でWebベースのシステムを構築するにあたって、サーバーサイドのプログラミング言語をどれにするかで悩んでいたのですが、id:katz3さんに倣ってPythonとすることにしました。私の所属している研究室ではRubyかPHPを選択する人が多いので物珍しい目で…

ブログ通信簿やってみました

図書館系ブロガーのG.C.Wさんに影響を受けて自分も「ブログ通信簿」やってみました。 年齢54歳て・・・・・・リアルでも「若者っぽくない」と言われてますが、実年齢(21)とかけ離れすぎだろ。 「文化祭実行委員」タイプというのは意外ですね。以前教育心理学を受…

問題解決に本当に役立つ道具とは何か

1 良い道具とは、手間がかからない、誰もが使える、失敗が少ない、つまり利便性が高い道具であることが一般的な考え方だと思います。計算機工学もこの考えのもとに、反復的な作業を自動化することによって人の手間を減らそうとするアプローチで研究開発が行…

パーソナライズそのものに対する唯一の批判 『インターネットは民主主義の敵か』

インターネットは民主主義の敵か作者: キャスサンスティーン,Cass Sunstein,石川幸憲出版社/メーカー: 毎日新聞社発売日: 2003/11/01メディア: 単行本購入: 9人 クリック: 155回この商品を含むブログ (76件) を見る 2008-07-08(Tue): キャス・サンスティーン…