図書館情報学を学ぶ

はてなダイアリーで公開していたブログ「図書館情報学を学ぶ」のはてなブログ移行版です。

書評

『パターン認識と機械学習』を読み始めています

博士課程になっていまさらという気もしますが、機械学習の教科書として名高い『パターン認識と機械学習』を読み始めています。パターン認識と機械学習 上 - ベイズ理論による統計的予測作者: C. M.ビショップ,元田浩,栗田多喜夫,樋口知之,松本裕治,村田昇出…

プログラマーに最適なデータマイニングの教科書 『集合知プログラミング』

集合知プログラミング作者: Toby Segaran,當山仁健,鴨澤眞夫出版社/メーカー: オライリージャパン発売日: 2008/07/25メディア: 大型本購入: 91人 クリック: 2,220回この商品を含むブログ (277件) を見る当初はサンプルコードがPythonということで購入した本…

新米図書館員さんの成長ものがたり - 『図書館が教えてくれた発想法』

図書館が教えてくれた発想法作者: 高田高史出版社/メーカー: 柏書房発売日: 2007/12/01メディア: 単行本購入: 1人 クリック: 28回この商品を含むブログ (19件) を見る 「知ること」があなたを救う。〜公共図書館にアドバタイジングを!!〜 : 丸山高弘の日々是…

図書館システム関係者必読!『知識資源のメタデータ』

知識資源のメタデータ作者: 谷口祥一,緑川信之出版社/メーカー: 勁草書房発売日: 2007/05/10メディア: 単行本 クリック: 32回この商品を含むブログ (9件) を見る5月10日に発売されたばかりの学術書ですが、この本は図書館情報学に関心のある方、特にOPAC開発…

雑誌『レファレンス』

先日、学校運営協議会に関する記事に、関連文献として「学校教育の民営化の論点と展望 」というPDFファイルを紹介しました。この文献が掲載されているのは『レファレンス』という雑誌の電子版なのですが、この雑誌が非常に高品質です。 http://www.ndl.go.jp…

世界で一番辞書を使いこなす小学1年生たち。

7歳から「辞書」を引いて頭をきたえる作者: 深谷圭助出版社/メーカー: すばる舎発売日: 2006/09/21メディア: 単行本(ソフトカバー)購入: 1人 クリック: 53回この商品を含むブログ (24件) を見るふと本屋で見かけて買った『7歳から「辞書」を引いて頭をきた…

西垣通『こころの情報学』

こころの情報学 (ちくま新書)作者: 西垣通出版社/メーカー: 筑摩書房発売日: 1999/06/01メディア: 新書購入: 5人 クリック: 43回この商品を含むブログ (36件) を見る7月28日付の朝日新聞に掲載されていた、西垣通氏と梅田望夫氏の対論を読んで、西垣氏に興味…

テアイテトス

プラトン全集〈2〉クラテュロス・テアイテトス作者: 水地宗明,田中美知太郎出版社/メーカー: 岩波書店発売日: 2005/02/25メディア: 単行本 クリック: 2回この商品を含むブログ (6件) を見る結局読み終わるのに6日かかったorz・・・。長い戦いだった。だが、それ…

カンバセイション・ピースが面白すぎる

だいたい四分の一ぐらいまで読んだ。野球の観戦のシーンを過ぎたあたり。あまりにも面白すぎて、尊敬する人物の脳内リストに保坂和志を追加してしまった。はじめのあたりに、主人公が子供の頃、現在住んでいる家の居間でもう亡くなっている叔父と叔母がくつ…

レキシントンの幽霊

レキシントンの幽霊 (文春文庫)作者: 村上春樹出版社/メーカー: 文藝春秋発売日: 1999/10/01メディア: 文庫購入: 2人 クリック: 39回この商品を含むブログ (247件) を見るこの短編集を読んだのはもう15度目だろうか。 最初に読んだときは、幻想的なモチーフ…

人間の思考

『小説の自由』がそろそろ読み終わりそうなので、大学図書館から借りたばかりの『認知心理学入門 その基礎理論と応用』を読み始めている。最近教育心理学の講義でパブロフの犬についての話が非常に興味深かく感じたのが直接のきっかけだが、前々から認知心理…

『小説の自由』について

今、小説家・保坂和志の『小説の自由』を読んでいる。一応形式的には、文学評論となっているのだが、これを小説ということもできるだろう。というのも、保坂和志は「小説について考えること」が小説を書くことであり、決して虚構を書くことではないと主張し…

遅読のすすめ

遅読のすすめ作者: 山村修出版社/メーカー: 新潮社発売日: 2002/10メディア: 単行本購入: 3人 クリック: 7回この商品を含むブログ (71件) を見る図書館にてタイトルが気になったので借りて読んでみた。内容は要約してみると「読書とは食事と同じように個人個…