図書館情報学を学ぶ

はてなダイアリーで公開していたブログ「図書館情報学を学ぶ」のはてなブログ移行版です。

オリジナリティについて

私が5月1日に書いた、「コミュニティ非依存部ログの寿命」というエントリに対する、はてなブックマークのコメント欄にて、id:umeten氏が以下のようなコメントをつけている。

まぁしょうがないのかもしれんけど、オリジナリティについて完全に誤解しているの図。異口同音に千年一日の空念仏を繰り返すネットウヨにさえも、一抹のオリジナリティは例外なく含まれているのですよ、と。

先に結論を言いますと、それは私も承知しています。が、オリジナリティの解釈をそれだけに限定すると一般的では無いような気がします。(以下常体で記す)
ネットウヨというのが、人を指しているのか、主張を指しているのかちょっと分からないのだが、ここでは主張を指していると仮定すると、たしかにそれは正しいと思う。どのようなありきたりの主張であったとしても、筆者がそれなりに考えて書いたものであるから、そこにはその人自身のありようが反映されている。その意味では「オリジナリティ」というのはどの記事にも存在すると私も思う(し、その観点は望ましいものだとも思う)。
ただ、一般的に「オリジナリティがある」と見なされる記事というのは、結局他と比較して目新しいと多数の人々が感じる記事だろうと私は思う。id:umeten氏にしても、ネットウヨのことを例に出したのは、一般的に対象の主張がネットウヨと分類されてしまうような、他人からみると他と似通っていると見なされてしまうような主張であるという認識が根底にあるからだろう。
簡単に言えば、id:umeten氏の「オリジナリティ」は内的なもので、私が用いた「オリジナリティ」は外的な観点で解釈したものだから、誤解というより単に解釈の違いではないだろうか?ということ。そして、別に私は外的なオリジナリティに賛同しているわけではなくて、内的な解釈でオリジナリティを認識することが望ましいと思っており、私はそれを「自分の考えをアウトプットすることによって、思考の整理をして」いくことと表現したつもりだ。決して、一般人のブログなんてどれも皆同じだとか、無意味であると思っている訳ではない。

参考

http://www.htmq.com/web/012.shtml
こちらが外的な解釈で、
http://www.siesta.co.jp/aozora/archives/001841.html
こちらが内的な解釈ですね。

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