図書館情報学を学ぶ

はてなダイアリーで公開していたブログ「図書館情報学を学ぶ」のはてなブログ移行版です。

人々はWEBの世界地図をどう描くか

哲学・社会学系のブログ「まなざしの快楽」(d:id:pikarrr)に習って、本ブログに「人々はWEBの世界地図をどう描くか」というサブタイトルを付けてみた。文は自分がこれから書こうとしている内容に対応して変更していくつもり。ひと月ほど更新が滞っていたが、徐々に復活していきたいと思う。
「WEBの世界地図」とは、WEB全体の状況を総括して語る「WEB論」のことを指している。WEBコンテンツは体系立てて作られているメディアではない。そのため、本質的にはWEB全体の状況を体系立って説明することは不可能である。しかし実際には『ウェブ進化論』の梅田望夫さんをはじめとして様々な人々がWEBについての体系だった解説を試みている。
これらの「世界地図」は作者がどんなWEBサイトを日頃見ているのかに影響を受けているはずだ。ミクシィをきっかけとしてWEBの閲覧をするようになった人にとっては、ミクシィが地図の大部分を占めるようになるだろう。WEBでの行動だけではなく、その人の生活スタイルからも影響を受けているかもしれない。『ウェブ人間論』における梅田・平野両氏のウェブの捉え方の違いなどはその現れだろう。
その内容が正しいかどうかは置いておいて、人々がどのようなウェブ論を展開するのか、なぜそのような考えに至ったのかをこれから調べてみたいと思う。最終的にはそれが図書館情報学の1分野である情報行動論を学ぶ助けとなるようにしたい。