図書館情報学を学ぶ

はてなダイアリーで公開していたブログ「図書館情報学を学ぶ」のはてなブログ移行版です。

連想型検索エンジン「想 IMAGINE」

想 IMAGINE BOOK SERCH
http://imagine.bookmap.info/index.jsp

screenshot

書籍や文化財Wikipediaを横断検索できる「想」
http://www.itmedia.co.jp/news/articles/0607/28/news075.html

NII(国立情報学研究所)が、書籍検索システムを一般公開しました。その名も「想 IMAGINE BOOK SERCH」。この検索システムは、ユーザが打ちこんだ文章から検索語を切り出して、Wikipedia文化財新書マップなど、複数のデータベースをまとめて検索(これを横断検索といいます)します。そして、その検索結果から、ユーザが気になった項目をピックアップして、さらに検索をかけると、それに関連した情報を検索する。つまり、最初に打った検索語から次々と「連想」していく、というユニークな検索システムとなっています。
横断検索の対象を自由に変えられる部分は、Amazonの開発した検索システムA9と似ていますが、検索結果が次の検索に繋がるという連想形式はなかなか面白いと思います。個人的には、関連付けをもっと簡単に、感覚的にできるよう表示を工夫して欲しいとは思いますが。利用できるデータベースを増やしていく予定らしいので、今後に期待ですね。
以下、関連記事です。

Googleの限界は「人の手」で破る――国産の新検索「想」(ITmedia
http://www.itmedia.co.jp/news/articles/0606/08/news115.html
日本人のアタマを救え――書籍検索でネットに“知の信頼性”を(ITmedia)
http://www.itmedia.co.jp/news/articles/0512/02/news047.html
IMAGINE(CLIS207研究室)
http://clis-matz.blogspot.com/2006/06/imagine.html