ウィキペディアンになってみた
卒業研究の最終発表が終了したので、ブログの更新を再開します。今日はリハビリ程度に近況報告などしようかと思います。
実名ウィキペディアンになった理由
記事タイトルの通りなのですが、先日ふと思い立ってWikipediaのアカウントを取得しました。
実際にはアカウント自体は随分前に取得していたのですが、今回本格的にウィキペディアンになろうと決めて、プロフィールに実名・所属を明記するようにしました。
なぜ実名ウィキペディアンになろうとしたのかといいますと、Wikipediaの図書館情報学関係の項目があまり整備されていないことを知ったからです。
上の項目一覧を見れば分かるように、まだ編集されていない図書館情報学用語が多く存在します。しかも、「MARC」や「件名」といった基本的な用語さえ登録されていない状況です。これは他の学問領域と比較しても良い状況とは言えないと思います。
専門家は明示的にコミットすべき
Wikipediaは出典明記を条件とすることで質の向上を目指す百科事典プロジェクトであり、編集者の身分に拘らないとされています。しかし、それは専門家が編集活動にコミットしてなくていいということにならない。むしろ専門家は自主的にWikipediaの試みに参加していくべきだと思います。
最近では、論文の投稿と同時にWikipediaに関連キーワードを投稿することを義務付けた学術雑誌などが登場しはじめました。この例のように、専門家の仕事のひとつとしてWikipediaなどへ参加することが当たり前となるような風潮が学術全体で広まれば、Wikipeidaの質もより向上していくに違いありません。そのようなことを思って今回ウィキペディアンになってみようと思ったわけです。
私はまだ専門家といえるような人間ではありませんが、私が知っている数多くの図書館情報学系の専門家の方々がWikipediaへコミットしやすくなるように努力してみたいと思います。
今のところは項目を起こすために資料から書き抜いたりしている最中ですが、項目を投稿することができましたら、また追ってブログ上で報告します。