アイデアマラソン講習　第３回目

アイデアマラソン講習こと「情報学特別講義IW」第3回目に出席してきました。今回は少し時間が短かめだったのですが、学生のアイデア発表など中々充実した内容でした。
mixi日記にはアイデアマラソンのことを書いたのですが、当ブログではまともに取り上げてはいなかったので、少しだけご紹介。アイデアマラソンとは発想法の一種で、1日1個必ずアイデアを出してノートに書き込んでいくというシンプルな手法で誰でも出来るということが特徴です。詳細は以下を参照してください。

初心者トピック - Idea Marathon System Official Web Site: http://www.idea-marathon.net/ja/index.php?%BD%E9%BF%B4%BC%D4%A5%C8%A5%D4%A5%C3%A5%AF

アイデアマラソンの最大の利点は、継続性にあります。継続してアイデアを出していくことで、アイデアが自然と湧いてくるようになる。アイデアマラソンはそのためのトレーニングであるといえます。

思いつきをビジネスに変える「ノート術」―発想力を鍛えるアイデアマラソン (PHPエル新書)

作者: 樋口健夫
出版社/メーカー: PHP研究所
発売日: 2004/02
メディア: 単行本
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『思いつきをビジネスに変えるノート術』の中で樋口氏は、アイデアマラソンが有効な理由を次のように説明しています。

ほとんどの人は、新しい発想を出すなんてことはとても難しい、また自分にはそんな能力がないと思い込んでいます。そのために初めから発想を出そうと試みないのです。

出せるか出せないかの自問をする前に、自分の発想能力のことですから、まず出してみようと考える必要があります。脳は考えると何かを思いつくようになっています。

(略）

アイデアマラソンは、「頭のフィットネス・クラブ」であると思います。まず始めてみて、毎日続けることです。自分に合った内容、領域、時間を考えて、頭を運動させることで、頭脳を鍛えることが可能になるのです。一日二日ではありません。ただ毎日発想を書き続けていれば、少しずつ効果の出ていることに気が付きます。

(略)

発想というと、大発明のようなもので、完全装備で提案されるべきものであると想像されるかもしれませんが、実際は、小さな発想が積もり積もって、大きな発想、重要な発想につながっていくものです。もっと気楽に、気軽に書き留めておこうとするのがアイデアマラソンです。

つまり、とにかくアウトプットしていくことで思考の整理を行って本当に意味のあるアイデアを生み出す準備体勢を作るということがアイデアマラソンでは可能なのです。
発想のチャンスは全世界誰にも等しく与えられています。ようは、それをどう活かすかによって違いが出てくるのでしょう。私はまだチャンスを十分に活かせてはいないと思いますが、少なくともチャンスがそこにあるということは講義を通して認識できるようになりました。
幼い頃の私は、誰よりも早くアイデアを出すことができました。小学校の工作の時間では始まってから数分で構想を組み立て、作業に取りかかっていました。しかし、発想能力はあっても実行能力が伴っていなかった。大抵工作は企画倒れになってしまいました。その欠点が今の今までずっと続いてきたために、「意志はあるけど実行のできない」典型的なダメなパターンに陥っていたのです。しかし、樋口先生の講義を聞いてから私の中である変化が起きました。といっても生活面で何かが変わった訳ではないのです。「発想を続けていくということはそれ自体実行の1ステップである」というささいな、しかし私にとっては大きな発見でした。アイデアの発想を継続しておこなえば、いつかはきっとチャンスを活かせる日がくる
11月8日から今日までのアイデア総数は426。時には1日で60個のアイデアを考えることができるようになりました。これらのアイデアのほとんどはおそらく使い物にはならないでしょうが、これから素晴らしいアイデアをきっと思いつくことが出来る、そしてそれを実行に移せるという自信を持てるようになりました。
なんだか新製品の利用体験記みたいになってしまいましたましたが ^_^);; アイデアマラソンは素晴らしい発想法なので皆さんも是非お試しください。
（樋口先生へ。あと2回の講義もご指導のほどよろしくお願いいたしますm(_ _)m）