図書館情報学を学ぶ

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要点:全国図書館大会U40プレミアセッション問題( at Twitter)

最近Twitterに絶賛引きこもり中の私です、お久しぶりです。
今年10月29日に全国図書館大会にて「U40プレミアムセッション」という年齢制限つきの企画が立ち上がっているようです。

具体的には、その制限とは以下のようなもののようです(参照:http://futurelibrarian.g.hatena.ne.jp/)

  • 40歳以上の図書館関係者は発言を控えてオブザーバーとして参加する
  • 委託・指定管理など、いまの図書館の目の前の話は禁止

ところが、その制限に問題があると、 id:min2-fly さんを中心としてTwitterにて議論が巻き起こっていたようです。

なにしろTwitterでの議論なので後から追う人には詳細がなかなか頭に入ってこないので、とりあえず批判の要点を以下の通りまとめてみました。それぞれ要点の出典となる発言を脚注で掲載していますので、「この発言はそういう意図で言ったわけではない」などの文句がありましたらコメントしてください。なお、議論の要点整理は、min2-flyさんのつぶやきを参考としました。

  • 話題内容の規制ルールに対する批判
    • 図書館の目の前の話題を封印した交流に意義はあるのか?*1
    • 特定の発言を封印すること自体に問題を感じる*2
  • 年齢制限ルールに対する批判
    1. 40歳以上の図書館関係者を排除する必要はあるか?*3
    2. 若手偏重にしなければ若手が夢を語れない図書館業界に問題がある*4
    3. 若手の批判意識を抑える「ガス抜き」にしかなっていないのではないか?業界の状況を打破するようなものであって欲しい*5
      • オブザーバーの参加は必要か?*6
  • 若手に対する批判・呼びかけ?
    • 若手が意図的に作り出された場所でしか夢を語らないようになってしまう危険性がある。若手はこのセッションに乗るべきか?*7
      • より身近で小規模な場を用意した方がいいのではないか*8
    • こういう場を設けなくても、若手は空気を読まずに喋ったほうがいい*9

要点は以上です。おそらく発言者の方々にとってはかなり違和感があると思うので、ぜひ文句を言ってください。特に、shiraist さん(id:copyright)と yuki_o さん出典の部分は正しいか自信がありません。冗談のつもりで発言しただけのものも混じっている可能性もあります。Twitter上での発言はその辺りがわかりにくいですね。。。
本当は主催者その他の肯定的な意見もまとめたかったのですが、結構時間がかかってしまったので諦めました。。。また余談として、単にジョークとして話されたのかもしれませんが、若手偏重の場作りを一種のアファーマティブ・アクションとして見なすなど興味深い見方もありますね*10
ただ勘違いの無いように説明しておきますと、主催者側である tzhaya さん(図書館退屈男さん)の発言によれば、40歳以上の図書館関係者を排除する意図は無く*11、若手の意見を吸い上げる場を作るというのが本来の目的のようです*12。なので、U40の方もO40の方も以上のまとめを読んで主催者側の方々に敵意や反感を持つことの無いようにお願いします。