図書館情報学を学ぶ

はてなダイアリーで公開していたブログ「図書館情報学を学ぶ」のはてなブログ移行版です。

「トータルで見る」と失敗学

「トータルで見る」という考え方は図書館だけでなく、様々なサービス運営で重要なことだと思うのですが、それを学ぶのはなかなか難しいですね。まずどのぐらいの観点をもてば「トータル」になるのかは、運営経験が相当無いと判断できない。本来「トータルで見る」能力は経験を重ねた経営者のみが持つものではないかと思うのです。
それを経験の無い自分がいかに学べるか。すぐに考えつくものとしては「他人の失敗を観察する」こと、いわゆる失敗学から観点を学ぶ方法ですね。ただ、そのためには「どのサービスが失敗か」ということを知らなければ学べない。
そこでやはり既存のサービスを遠慮無く批判できる場が必要なのかなあと思います。車やスペースシャトルと異なり事故などの明確な失敗が現れにくい分野なので。