図書館情報学を学ぶ

はてなダイアリーで公開していたブログ「図書館情報学を学ぶ」のはてなブログ移行版です。

研究日誌をこちらに統合しました。

所属している研究室のWikiで書いていた研究日誌を、当ブログ『図書館情報学を学ぶ』に移すことにしました。
紹介ページ
といっても、まだ2日ぐらいしか書いていなかったので、事実上は当ブログで開始という感じです。
なぜわざわざ実名を晒した上、研究日誌まで公開するのかというと、id:argさんの以下の記事に感銘を受けたからです。

個人が伝える研究の過程
http://d.hatena.ne.jp/arg/20071216/1197784537

最近、あらためて個人が研究の過程を伝えることの意義を説いている。

こういうった日々の積み重ねがいずれなんらかの形で研究成果につながっていくだろう。その成果も重要だ。だが同時にその成果に至るまでに、どのような過程を経たのか。一つの結果にたどりつくまでのどれほどの過程が積み重なっているのか、そういった重層性が伝わることを私は重視したい。

ここでの「個人」とは研究者のことを指しているのだと思うのですが、「研究の過程を伝える」重要性は学生にもあるのではないかと思います。一つは、そうやってプロセスを明かしていくことは、多くの方から貴重なアドバイスをいただける機会を増やし、より良い研究ができるということ。もう一つは、後輩(またはいずれ後輩になる人々)が卒業研究について考える材料になるということ。(後者については、以前「「ただの日記」でも、後を追う人には役に立つ? - 図書館情報学を学ぶ」という記事でも言及しました)
また、個人的な話としては、筑波大学は国立大学であるため、私が払うべき本来の授業料の大半を国が負担していることになります。そのような状況にあるのに、自分が学んだことや、大学の資源を使って出した成果をアウトプットしないことに、以前から罪悪感を感じていました。
自分が今アウトプットできるものなんてたかが知れていますが、継続していればきっといつか誰かの役に立つものを生み出せる。そう信じて、実名公開の上、研究日誌を書くことにしました。