図書館情報学を学ぶ

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コーヒー業界の今

雑誌BRUTUSでコーヒー特集

本ブログにて何回か述べていますが、私の最大の趣味はコーヒーで、自宅では毎日小型のコーヒーミルで豆を挽いて飲んでいます。最近では「まめぽっと」というコーヒー豆専門店を発見したり、ネルドリップに挑戦したりと、少しづつ趣味を深めてきました。
しかし、コーヒー豆の種類や現在の流通、人気の喫茶店など、コーヒーに関する知識のほうはあまり頭に入っていません。特にコーヒー業界のトレンドなどは書物やインターネットでは掴みにくい。このあたりがコーヒー道を進む者としての悩みどころだったのですが、このあいだコンビニにふらりと寄ったときに、こんな私におあつらえ向きの雑誌を発見しました。雑誌BRUTUSの最新号(2007/3/15号)です。

BRUTUS (ブルータス) 2007年 3/15号 [雑誌]

BRUTUS (ブルータス) 2007年 3/15号 [雑誌]

この雑誌によると、現在のコーヒー業界の変化として、次の3つが見られるそうです。

スペシャルティコーヒーの普及

スペシャルティコーヒーとは、コーヒーの評価基準なのだそうです。1998年にスペシャルティコーヒー協会が全欧で設立されて以来、品評会などを通じたコーヒー豆の品質評価の動きが活性化するようになり、結果としてブルーマウンテンが最高峰であるなどのかつての常識にとらわれずに飲み比べをすることができるようになってきたのだそうです。

新時代バリスタの登場

バリスタというのはワインにおけるソムリエのような立場らしく、美味しいコーヒーを淹れるためのテクニックや知識を持ったコーヒーのプロフェッショナルなのだそうです。現在では世界的な大会なども行われ、バリスタの認知度が上がってきている様子。
最近の変化として、単にコーヒーを淹れるテクニックだけでなく、豆の生産から焙煎、抽出に至るまでの深い知識が要求されるようになってきています。これは前出のスペシャルティコーヒーの普及に影響を受けているのかもしれませんね。

ルワンダにコーヒー農園

ルワンダは、1997年に紛争が起こるなど不安定な状況が続いていましたが、最近ではようやく落ち着いているようです。*1そして、NGOの援助によってコーヒー農園が出来るようになり、現在ルワンダ産の豆が世界に輸出されているようです。雑誌によると、上質の豆で評判が高いとのこと。
ルワンダ産コーヒーは現在スターバックスで購入できます。今日買ってきて飲んでみたのですが、少し渋みのあるような独特の味でした。ともかく、コーヒー豆産地としてのルワンダに今後期待ですね。

そのほか

そのほか雑誌には美味しいコーヒー豆ショップの紹介小冊子「DON'T MISS COFFEE SHOPS」などが付いており、これからコーヒーの趣味を深めようとする人にはおすすめです。

【関連書籍・DVD】

珈琲の楽しみ方BOOK―豆の選び方・挽き方、ブレンドの仕方がわかる (カンガルー文庫)

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コーヒーが廻り世界史が廻る―近代市民社会の黒い血液 (中公新書)

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