図書館情報学を学ぶ

はてなダイアリーで公開していたブログ「図書館情報学を学ぶ」のはてなブログ移行版です。

ブロガー最大の武器は、書き続けることにある。

私は高校2年の時からはてなダイアリーを利用し始めて、4年間ブログを書いています。とはいっても高校時代に書いた記事は消去してしまって残っていないし、毎日継続して書いているということもない。まだまだブロガーと胸を張って名乗るほどの筆力や持続力はありません。でも、少なくとも大学に入ってきてから、書くことに取り組んできたことで、考える力・読む力・表現する力をつける助けになったのではないか、そんな確信を最近感じます。

ブログで育てる自分戦略
http://jibun.atmarkit.co.jp/ljibun01/column/horiuchi/horiuchi35.html
ブログを少しずつ書いていくことで、「興味のある分野を追いたいと思っていても、なかなか手が付けられない」状態を回避できます。また後述するように、書き方を工夫すれば情報の蓄積と思考トレーニングにもなります。考えるだけでは仕事上の経験の代わりにはなりません。しかしさまざまな思考経験によって、単に言葉を知っている・読んだことがあるという以上の深みを、自分の言葉に持たせることができます。

上の記事では転職のための学習という文脈でこのような主張が書かれていますが、これは大学生・高校生にも言えることだと思います。
ブログを書くことの最大のメリットは、私の言い方では「自分の思考に継続性を持たせることができる」という点にあると思います。私たちは普段身の回りから得た情報を元に、必ず何かを考えています。しかし、それらは大抵アウトプットされずに忘却されてしまいます。また、忘却はせずとも他の情報と組み合わせるなどの上手い活かされ方がなされず、無駄な情報であると勘違いしてしまうのです。どんな情報も、活かされないかぎりは価値が無いのです。
ブログを書くと言うことは、そういったバラバラな思考をすくい取って、時間軸によってつなぎ合わせることで、自分自身がどのような事を考えているのかを再確認できる。再確認できるということは、それらを元に考え続けることができる。だから、文章を書くことは思考のトレーニングに繋がるのでしょう。
ブログを中断してしまう人の多くが、自分がたいしたことを書いていないという自信の無さを理由としています。私も何度となくその種の絶望感に襲われたことがあるので、その気持ちはわかります。しかし、それでブログをやめてしまうということは、いつか価値のある文章を書くという道筋を絶ってしまうのではないでしょうか。ブログを持っているからといって、何も常に有用な文章を書く必要は無いのです。
ブログを続けている限り、常にリトライする機会はある。それこそが、ブロガーにとっての最大の武器なのではないかと思います。

関連書籍

アイデアマラソンという、1日1個以上ひたすら頭に思い浮かんだ「アイデア」をノートに書いていくという発想法について書かれています。この書籍でも、継続することの重要性が説かれています。継続という観点では、ブログもノートも同じ効用があるのでしょうね。

関連記事(自ブログより)

自己嫌悪になって、はてなダイアリーを閉じようと思っている人のために。
http://d.hatena.ne.jp/kunimiya/20060329/p2

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持続可能なブログ会議(Ceeks Logsより)
http://private.ceek.jp/archives/002024.html