図書館情報学を学ぶ

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毎日母さん(3)

毎日かあさん3 背脂編

毎日かあさん3 背脂編

今夜買い物に行ったときに、衝動買いして一気に読んでしまいました。
やはり、西原理恵子のマンガは面白い。こうの史代とかに比べると、絵も上手くないし、ネタも笑えるほどではないのだけれど、読みたくてたまらなくなってくる。西原・カモ・息子・娘、彼らの生き方が面白いのだ。幸福だとか不幸だとか、正しいとか正しくないとか、そういう価値観に縛られてない、というよりそういう価値観で生きられない人々という感じがする。もちろん、現実にはここに描かれているほど濃い人々ではないだろう。言ってみれば、西原理恵子は「価値観の外」にある行動や人間性を現実の人々から抽出するような才能を持っている。
あちこちに、カモこと鴨志田氏(西原理恵子の元夫)の病状の悪さが見え隠れして、そういうときの西原理恵子の独り言のようなコメントは心にグッと来る。せつない、そして、ずるいと思う。

追記

内容に関しては、isbnページを見た限りではhttp://d.hatena.ne.jp/katak/20060502にてkatak氏が詳しく触れている。

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