図書館情報学を学ぶ

はてなダイアリーで公開していたブログ「図書館情報学を学ぶ」のはてなブログ移行版です。

考察

今図書館に必要とされる機能はパーソナライズかもしれない。

その道には書店員の屍が(from 書評サイト Loud Minority) http://loud-minority.cocolog-nifty.com/loud_minority/2007/01/post_51d5.html 資料への期待(from DORAの図書館日報) http://dora-hikarilibrary.air-nifty.com/diary/2007/01/post_b506.html 先日…

資料や人がいなければ「空間への期待」を満たすことはできないのでは?

書店は「空間への期待」を選んだ。図書館は大丈夫? http://loud-minority.cocolog-nifty.com/loud_minority/2007/01/post_6e16.html 図書館が生き残るためには「空間への期待」に重視すべきという意見は基本的に賛成なのですが、以下の部分を見てひっかかり…

id:myrmecoleon さんの「貸し本棚」構想

id:myrmecoleon さんの書いた「貸本棚」がいつの間にかにブクマされています。民営化の議論からしばらく経ちましたが、はてブの図書館タグはまだまだ賑やかですね。 貸し本棚ですが、これは中々素晴らしいアイデア。実際に倉庫レンタルのサービスなんてのが…

考える道具たち

皆様、明けましておめでとうございます。正月はゆっくり過ごせましたか?自分は年賀状の配達をずっとしていました^^);; いまだに年が変わったことがあまり実感できていません。 年が変わったことを実感させることといえば、成人式でしょうか。私は早生まれな…

「標識」が人々の生活を支えている。

昨日から地元で、郵便局での配達のアルバイトをしています。郵便局のアルバイトは去年も経験しているのですが、担当する地区が違うと町並みの特徴も異なるため、なかなか手こずっています。今日も制限時間ぎりぎりまで赤自転車で走り回って配達していました…

ブログを書くのは「仕事」

もう2006年も残すところあと11日。今年を振り返って、自分は何かを学べただろうか、成長しているだろうかと思いを馳せることが多くなりました。 今年後半に私がした決心に2つの事柄があります。1つは書籍を買うことを躊躇しないこと。もう1つはブログを書く…

今後の教育のあり方は、国民にゆだねられた。

前々から気になっていた改正教育基本法がついに成立しました。 教育基本法改正、学校現場で期待と不安入り交じる http://www.asahi.com/edu/news/TKY200612150393.html 朝日新聞ではでかでかと1面を飾り、改正教育基本法の問題点についての記事が多数組まれ…

「ただの日記」でも、後を追う人には役に立つ?

前回の記事に関連した話です。以前、大学で「教育心理学」という講義を受講したことがありました。教育心理学では人が学習していくメカニズムを応用した学習理論が扱われていたのですが、その中に「モデリング理論」という学習理論がありました。 モデリング…

ブロガー最大の武器は、書き続けることにある。

私は高校2年の時からはてなダイアリーを利用し始めて、4年間ブログを書いています。とはいっても高校時代に書いた記事は消去してしまって残っていないし、毎日継続して書いているということもない。まだまだブロガーと胸を張って名乗るほどの筆力や持続力は…

「あたりまえ」なアイデアが一番怖い

漫画の製作方法が特許に? http://takekuma.cocolog-nifty.com/blog/2006/11/post_ac31.html 編集家の竹熊健太郎氏のブログによると、「パソコンで漫画を製作し、それを表示する手法」が特許として2004年に下りているそうです。もし権利保有者がその気になれ…

読むことは書くことと同義である

と、作家の保坂和志は言っていますけど、岩波文庫の本を読んでいるとこの言葉を思い出します。 今、J.S.ミルの『自由論』ISBN:4003411668を読んでいるのですが、普通に読んでいると全く頭に入ってこないので重要と思われる部分を手帳に書き抜きながら読んで…

図書館の役割

図書館とは何でしょうか?多くの方は、図書館と聞くと、まず市立図書館や県立図書館を思い浮かべるでしょう。図書館法では、以下のように図書館が定義されています。 図書,記録その他必要な資料を収集し,整理し,保存して,一般公衆の利用に供し,その教養…

和田画伯の盗作事件と創造性の議論

偽日記2006年6月3日付 http://www008.upp.so-net.ne.jp/wildlife/nisenikki.html 「偽日記」にて、画家の古谷氏が和田氏の盗作事件について言及しています。 和田画伯が責められなければならないとしたら、「盗作」をしてしまったことではなく、彼の描く絵が…

いろいろな幸福論

幸福論 (第1部) (岩波文庫)作者: ヒルティ,草間平作出版社/メーカー: 岩波書店発売日: 1961/01/01メディア: 文庫購入: 9人 クリック: 54回この商品を含むブログ (40件) を見る 二つの幸福論 雑誌『PHP』7月臨時増刊号にて、「わたしの幸福論」という特集が組…

こうの史代について

さんさん録 (1) (ACTION COMICS)作者: こうの史代出版社/メーカー: 双葉社発売日: 2006/03/11メディア: コミック購入: 10人 クリック: 50回この商品を含むブログ (178件) を見る 偽日記2006年5月17日付『こうの史代「さんさん録」を読んだ。 http://www008.u…

「ブログ=作者」という誤解

ちょ、、ちょっと、幻想を抱かないでよね!(1) d:id:yaneurao:20060511:p1 これだから過剰な期待とか評価とか嫌なんだって http://fragments.g.hatena.ne.jp/churchill/20060511/1147340303 これらのエントリを読んでいて思うのは、「ブログを読めば著者の全…

オリジナリティについて

私が5月1日に書いた、「コミュニティ非依存部ログの寿命」というエントリに対する、はてなブックマークのコメント欄にて、id:umeten氏が以下のようなコメントをつけている。 まぁしょうがないのかもしれんけど、オリジナリティについて完全に誤解している…

コミュニティ非依存ブログの寿命

//d.hatena.ne.jp/wetfootdog/20060425/p1" title="シナトラ千代子 - 「ブログの寿命が尽きそうだ……」と思ったら">シナトラ千代子 - 「ブログの寿命が尽きそうだ……」と思ったら:http://d.hatena.ne.jp/wetfootdog/20060425/p1 (via id:kanose) 「kunimiyaの…

Web2.0でも1.0でも変わらないこと

//www.usability.gr.jp/alertbox/20060403_hype.html" title="Alertbox: Webにまつわる大騒ぎは見当違い(2006年4月3日)">Alertbox: Webにまつわる大騒ぎは見当違い:http://www.usability.gr.jp/alertbox/20060403_hype.html 騒がれていない実用本位のウ…

「母毒殺未遂少女まとめ」に怒りを感じる。

一昨日このダイアリーにて紹介した、女子高生の母毒殺未遂事件だが、その事件のまとめサイトができたらしい。率直に言うと、私はこのサイトを見たとき、怒りを感じた。毒殺未遂という重罪を犯したとはいえ、相手は十代の女子高生である。彼女の書いたブログ…

彼女は何故ブログに自ら犯した犯罪について書いたのか?

ところで、今日の新聞を読んでいて、以下のような事件が起こったことを知った。とある女子高校生が、自分の母親の食事に劇薬を混入し、意識不明の重体にさせた容疑で逮捕されたらしい。これだけで十分衝撃的な事件であるのだが、注目すべき点は、彼女がその…

今日は神保町へ古書巡りに行った。私が神保町を訪れたのはこれで二度目だが、改めてこの街の特殊さ、スケールの大きさに感嘆した。行った古書店すべてがそれぞれ独自の性格を持っており、その本の並べ方には妙な人間味があって楽しい。しかし、このような店…